人生、頑張らなくていい!努力しなくてもいい!一生懸命やらなくてもいい!! › 社長のつぶやき › 社長のつぶやき ~道端にみんなが寝ている~
2015年05月18日
社長のつぶやき ~道端にみんなが寝ている~
女房から聞かされた話だ 5歳くらいの話みたいだ
思い出して字にする
愛知県東部地方空襲警報発令とラジオから流れだした
アッと思う間もなく空が明るくなった
米軍の飛行機からの攻めが始まった
爆弾の次は焼夷弾だ
一気に街中、火の手が上がる
手の付けようがない 逃げるしかない
それ以上の事は出来なかった
火の海と化した住宅街を命からがら逃げ切った
見渡せば、田んぼと芋畑だった
そこで腰を下ろし、夜の明けるのを待った
父は見知らぬ人と何か喋っていた
一晩中、寝たか、起きたかわからぬうちに、朝が来てしまった
その時、生涯で二度とないだろう出来事が起きた
誰かが、ろじに一山のおにぎりを差し出してくれたのだ
食べるものを見れば、一気に腹が空いてくるものだ
ありがとう ありがとう
その方に会いたいといまだに申す
落ち着いてきたころ、父親の自転車の荷台に乗り
焼け落ちただろう我が家へと向かった
黒こげになった町、家を子供こころに見ていた
父に一言
「おとうさん、なんでみんな道に寝ているの?」
父は無言だったそうな
思い出して字にする
愛知県東部地方空襲警報発令とラジオから流れだした
アッと思う間もなく空が明るくなった
米軍の飛行機からの攻めが始まった
爆弾の次は焼夷弾だ
一気に街中、火の手が上がる
手の付けようがない 逃げるしかない
それ以上の事は出来なかった
火の海と化した住宅街を命からがら逃げ切った
見渡せば、田んぼと芋畑だった
そこで腰を下ろし、夜の明けるのを待った
父は見知らぬ人と何か喋っていた
一晩中、寝たか、起きたかわからぬうちに、朝が来てしまった
その時、生涯で二度とないだろう出来事が起きた
誰かが、ろじに一山のおにぎりを差し出してくれたのだ
食べるものを見れば、一気に腹が空いてくるものだ
ありがとう ありがとう
その方に会いたいといまだに申す
落ち着いてきたころ、父親の自転車の荷台に乗り
焼け落ちただろう我が家へと向かった
黒こげになった町、家を子供こころに見ていた
父に一言
「おとうさん、なんでみんな道に寝ているの?」
父は無言だったそうな
Posted by ハツミ at 13:28│Comments(3)
│社長のつぶやき
この記事へのコメント
こんにちは。
胸が痛くなるお話でした。
長男が高校生、生意気次男が保育園の頃、ホタルの墓(実写版)を長男と観て、
二人でオイオイ泣いた事を思い出しました。
平和ボケが恐ろしいです・・・
胸が痛くなるお話でした。
長男が高校生、生意気次男が保育園の頃、ホタルの墓(実写版)を長男と観て、
二人でオイオイ泣いた事を思い出しました。
平和ボケが恐ろしいです・・・
Posted by 生意気息子ママ
at 2015年05月21日 16:51

コメントありがとうございます。
あんまり思い出すべき、記憶ではない事かもしれませんね・・・
あんまり思い出すべき、記憶ではない事かもしれませんね・・・
Posted by ハツミ
at 2015年05月25日 12:50

こんばんは。
戦争の恐怖、悲惨さ、辛さがダイレクトに伝わってくる、語り継ぐべき記憶だと思います。
戦争を知らない子ども達(自分も含め)が、リアルな体験を話していただける事は、とても貴重な事と思います。
そんな子ども達が、戦争を遠い昔の出来事で、自分には関係ないと勘違いしてしまうのは恐ろしいです。
ありがとうございますm(_ _)m
戦争の恐怖、悲惨さ、辛さがダイレクトに伝わってくる、語り継ぐべき記憶だと思います。
戦争を知らない子ども達(自分も含め)が、リアルな体験を話していただける事は、とても貴重な事と思います。
そんな子ども達が、戦争を遠い昔の出来事で、自分には関係ないと勘違いしてしまうのは恐ろしいです。
ありがとうございますm(_ _)m
Posted by 生意気息子ママ
at 2015年05月26日 00:04
